何やらとても興奮している。
身ぶり手ぶりを交えて話し始めた。
「惣菜コーナーのコロッケの前でじーさんがオナラしてた!」
「プッじゃないんだぞ!
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ、だぞ!!」
「コロッケ欲しかったのに、
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ、だぞ!!」
「ビックリして逃げてきたよ!コロッケ欲しかったのに!!」
なんと、60を過ぎた立派なおっさんが、「
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ」で逃げ帰ってきたというのだ!
呆れ半分、お父さんだってブースカやってるじゃんと言ってみたのだが、
「俺は家でブー!だもん。じーさんはスーパーで
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ、だぞ!」
まったく話にならない。
母が帰ってきてからも「
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ」は延々と続いた。
夕飯は、「ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ」に始まり「ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ」で終わるという残念なディナータイムとなった。
昨日、事件のあったスーパーに一緒に買いものに行ってきた。
惣菜のバラ売りコーナーに来ると、「ここだよ、ここだよ!」再び父に火がついた。
わたしも母も、もううんざり。
「
ぷぅ、ぷぅ、ぷぅ」事件が一分一秒でも早く風化することを願う。
その日の夕飯はコロッケでした。

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