うちのトイレは、便座のフタが自動開閉するタイプ。
7年目ともなると、自動で開かなくなってしまった。
なので、トイレに入ったら「フタを開ける」ボタンを押している。
ある日。
トイレに入って、いつもの様にボタンを押し、便器に背を向けストンと座った。
「……………。」
便器のフタに乗り上げていた。生まれたてのお尻に感じるあの感触…分かって頂けるだろうか。
無意識とは恐ろしいもので、ボタンを押したつもりが押してなかったのか、押したけど力が弱くて作動しなかったのか、「ボタンぽち」時の記憶がないので原因究明は不可能。
お尻に顔があったら、常とは違う異常な感触にのりすけを激しく非難しているところだ。
お尻に顔がなくてよかった…心からホッとする。
便器のフタに乗り上げ事件は、実は年に2、3回は起こしてしまう。
みんなも経験あると思うけどね。
ヒマなので友人に確認してみた。
信じられないが、便器のフタに乗り上げることなど無いと言う。
「余裕持ってトイレに行きなよ」余計なアドバイスまで頂いた。
そうじゃなくて!!と心の中で叫んでみたが、これ以上はさらなる墓穴を掘りそうだったので放置した。
中には便器のフタどころではない人もいた。
これよりは私のほうがマシ、という安心感を頂き、放置した。
人にはさまざまな事情があり、生きている。
私もそのひとりだ。
少しばかり反省し、粛々と掃除をしてトイレを出た。
再び乗り上げた時にフタにヒビが入らないよう、
体重管理に気をつけようと思う。

お手数をおかけしますが
クリックしてくださると嬉しいです

- こちらの記事もどうぞ
-
-
- 悲しいことの関連記事